記事

太平洋クラブチャレンジトーナメント 2019

「久々にいい感覚でゴルフができた」 山下和宏が首位と2打差発進!

「まだ1日目ですから」と静かに答える山下和宏。10年間守り続けたシードを喪失し、今年はAbemaTVツアーが主戦場。ただ、久々の下部ツアーの景色は山下に様々なものを与えているようだ。
「自分が出ていた頃とは全く違いますよね。3日間競技になったこともありますが、いざ出場してみるとツアーのような雰囲気もあるし、セッティングもかなり厳しいですからね。そんな中で今日は久々にいい感覚でゴルフができたような気がします」。

この日の山下は6バーディ、2ボギーの4アンダー67という内容。先週はツアートーナメントの「関西オープンゴルフ選手権」に出場し、結果は予選落ちに終わったものの、ちょっとした気づきがあったと言う。
「先週も風が吹いていたんですけど、それを意識しすぎて自分で何かしようとしてしまうんですよね。それが力みを生むんだと思うんですが、この2年くらいはずっとそんな感じがあって。先週の試合では特にもっとシンプルにやればいいのにと感じる部分があったんです。それがあって今日は上手くできたような気がします」。

また、この日はよくパットが決まったと振り返る。昨日の夕方にJGTO主催の食事会に参加し、そこで青木功会長から「最後はパットだからな」とアドバイスされたそう。普段はあまり部屋にクラブを持ち帰らないが、昨日はホテルの部屋にパターを持ち帰って少しチェックをしたとのこと。
技術的な何かを大きく変えるわけではないが、ちょっとした行動の積み重ねこそが浮上のきっかけにつながる。明日の2日目も今日と同じ気持ちでコースに挑む。

関連記事