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谷口徹がチャリティ、3ツアーズの賞金を地元・奈良の福祉施設へ

谷口からのチャリティ金を受け取った同施設の寮長・末松保喜(やすき)さんは「子供たちと一緒に使い道を考えながら、有効に使わせていただきます」と・・・。
昨年12月に行われたシニアVS女子VS男子の対抗戦『3TOURS CHAMPIONSHIP 2006 IMPACT!』。男子ツアーのJGTOチームの代表メンバーに選ばれたときから谷口は決めていた。

「大会の賞金を、地元に贈ろう」。

同大会の第一の趣旨が『FOR CHILD CHARITY』。
入場券収入の全額と、選手獲得賞金から任意の額を、難病に苦しむ子供たちや家庭環境に恵まれない子供たちに寄付することになっていた。
これに賛同した谷口は、「受け取った残りの賞金もすべて、子供たちのために役立てよう」と、考えた。

だからこそ、連覇を果たしたかった。
もちろん、それだけ多くチャリティできるからだ。

残念ながらチームは最下位の3位に終わり、獲得賞金は180万円になってしまったが、さっそく当初の計画を行動に移した。
地元・奈良県の7つの福祉施設にそれぞれ約25万円を贈ると決めた。

その際に谷口がこだわったのは、「お金だけ渡して、それで終わりにしたくない」ということだった。
普段から、特に子供とのふれあいを大切に考えている谷口は、ぜひ施設を尋ねて子供たちに直接手渡したかったのだ。

そう考えていた矢先、寄贈先のひとつであった生駒市の児童養護施設・愛染寮で3月3日に『誘い会』という恒例行事があることを知った。
何らかの理由で両親と一緒に暮らせない子供たちを預かる同施設では毎年この時期に、寮を巣立っていく子や進級・進学する子をみんなで励まし、喜びを分かち合う。

この日は、ひな祭りでもあった。
自宅で妻・亜紀さんと1歳4ヶ月になる長女・菜々子ちゃんの成長をお祝いする予定があったが「こちらのほうが大事」と、この祝いの会に駆けつけたのだ。
  • 昨年の平均パット数1位の腕前を披露してお手本を示したが・・・
  • 「変な邪念がない分、子供たちのほうが上手い!」と脱帽

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