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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Lake Wood 2010

ルーキーのJ・チョイが暫定首位に

サスペンデッドとなった大会初日は36人が第1ラウンドを終了。その中で、韓国系アメリカ人の26歳が、好発進だ。この日初日はインスタートの10番で、「おはようボギー」。がっくりな出だしを、逆に発奮材料にした。「いやいや、頑張らないと!」と、すぐに気持ちを切り替え、13番から3つのバーディ。

スタートこそ躓いたがドライバー、アイアンともに絶好調。
「ミスしても、ファーストカットに残っていたり、距離感もばっちりだったし、しっかりパーオンすることが出来た」と、後半も危なげなく、4つのパー5ですべてバーディを奪う攻めのゴルフで午前スタートのこの日初日は競技中断前に、暫定首位でホールアウトした。

今季は、ファイナルQTランク3位の資格で本格参戦の“ルーキー”は10歳のとき、ご両親の仕事の都合で渡米。そのまま米国籍を取り、カリフォルニアでゴルフを覚えた本場仕込みだ。
ニューメキシコ大学時代にともにしのぎを削ったライバルの中には、すでに米ツアーで活躍中の選手も何人かいる。

当然のことながら、米ツアーへの参戦をもくろんだが、なかなか厳しい環境に、まずは日本で腕を磨こうと、昨年来日。

出場優先順位を決める、クォリファイングトーナメントは1次予選から挑戦した。
その際に拠点に決めたのが、現在の所属コースでもある滋賀県のタラオカントリークラブだ。
今週の会場のここ三重県は、津市にあるトーシンレイクウッドゴルフクラブからなら車で1時間の立地にあり、今週はさらに近い車で40分のところにある友人宅からコースに通っている。
「とっても親切な友達で、非常にリラックス出来ている」と、感謝する。

日本に来てまだ1年足らず。それでも器用に日本語を操る。「カリフォルニアも暑かったけど、日本は湿度がキッツイわ〜」と、関西弁もすっかり板につき、日本での生活も「スーパーエンジョイしてるねん」と、超明るい性格も手伝って、何不自由ない。

「日本ツアーはコースも素晴らしいし、何より優しい人が多くて大好き」と、すっかりお気に入り。「また来年もここでプレー出来るよう・・・。まずは、シード権を取ることが、今年の一番の目標です」。
この勢いで、ノルマ達成といきたい。

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