石川遼　everyone PROJECT Challenge Golf Tournament（賞金総額1000万円　優勝賞金180万円）は7日(金)、栃木県芳賀郡芳賀町のロイヤルメドウゴルフ倶楽部（7,202ヤード　パー72）にてアマチュア10人を含む120人の選手が参加して第1ラウンドが行われた。首位に立ったのは、1イーグル、5バーディ、1ボギーの6アンダー66で回ったＪ・チョイ（米）。1打差で狩俣昇平が追っている。アマチュア5人を含む3オーバー75までの63位タイ79人が予選を通過し、明日の決勝ラウンドに進出した。

2012年にツアー優勝を挙げているＪ・チョイ。しかし、2014年に賞金シードを失い、2015年からはチャレンジトーナメントが主戦場になっている。すぐに成績を上げてツアー復帰をもくろむも、なかなか結果が出せず、昨年のファイナルクォリファイングトーナメントも85位と結果を出せなかった。そうなるともともとポジティブな考えの持ち主だったのに、だんだんネガティブな考えに変わっていってしまった。「ゴルフ自体は調子悪くなかったが、故障も重なり精神面で」状態は悪くなり、やがてゴルフも「前半はいいプレーをしていても、後半に叩いてしまい、勢いや流れを悪くして」スコアにつながらなくなっていた。

そこで「もう２０代のときとは違う。体のケアをしていかない」とストレッチやトレーニングを始めた。チャレンジトーナメントでは、ツアーと違ってトレーナーを連れていくほどの余裕はない。「イチから一人でやっていくしかない」とホテルに器具を持ち込み、自室でストレッチやトレーニングをこなしている。先週の9月30日に33歳の誕生日を迎えた。「33歳になったので、いいことあるかな」と本人のモチベーションも上がってきている。最終日を首位で迎え、まずは勝利をつかみ、再びツアーへ返り咲くことをもくろむ。ポジティブ思考に切り替え、再出発だ。

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