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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2005

谷口徹(98年大会チャンピオン)「今週、良い手土産を持って行きたいな」

昨年の、日本オープンチャンピオン。大会の伝統ともいえる、難セッティングを制して頂点に立ったが、「僕にとっては、今週のコースのほうが難しく感じますよ」と谷口。

距離が長く、ラフが生い茂るセッティング。待ち受けるグリーンは、速く硬い。
「挑戦意欲は掻き立てられるけれど、あまりにも難しくて滅入ってしまうかもしれない」(先週優勝の藤田寛之)
「どうせボギーは打つから、ボギー覚悟で攻めていくしかない」(尾崎直道)
「ラフ行ったらまずバーディは無理。かといって、刻むのにも気を使う。脳みそ1個じゃ足りないコー
ス」(宮里聖志)。

選手たちが悲鳴を上げる中で谷口は、今週の難コースをむしろ歓迎しているムキがある。

「ショットの良し悪しがはっきりと出るコースに、僕のゴルフが、生かせそうです。やりがいがありますね」。

自宅のある大阪府豊中市からコースまで1時間もかからない。
決勝ラウンドでもし上位にいれば、新妻の亜紀さんが初めて、応援に来てくれるかもしれない。
「彼女は、家での僕しか知らないから。コースで、僕の変身した姿を見せたいな」と、張り切っている。

来週30日の月曜日に、渡米予定だ。
米ツアーのメモリアルトーナメントに出場したあと1週開いて、迎えるのは全米オープン。
「その前に今週、良い手土産を持って行きたいな」。
2003年の全米プロ以来となるメジャー戦を前に、98年のツアー初優勝に続く、今大会2勝目を目標にすえた。

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