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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 1999
最終日の決勝戦は谷口徹と小山内護の、36ホールマッチプレー
「明日は小山内に、飛距離では負けると思うから、スコアで勝負。でも、きっとセカンドショットは常にぼくが先に打てるでしょうから、ぼくが有利ですよ。先にアイアンできっちり寄せて、相手にプレッシャーを与えられる。
36ホールもあるから、5アップくらいしても後半、追いつかれるはず。最終的に1 アップくらいで勝てればいいんですよ。
ここ最近、何度も負けてる鬱憤もあるし、絶対負けない気持ちもある。しんどいけど、無我夢中でやってるから、疲れたなんて考えているひまはない。
がんばりますよ」
小山内護
「マッチプレーは生まれてはじめての体験。実は、ここに来たときから1回戦で敗退するにきまってるって思ってたんで、あんまりウェアを持ってきてない。今週、すでに2回、同じウェアを着てるんです。
マッチプレーって心臓に悪い。対戦相手のことは嫌でも気になっちゃうし…。ぼくは精神面で弱いけど、きょうは(渡辺)司さんに鍛えてもらった。ここまで来たからには、最後までがんばりますよ」
★谷口と小山内は、ウェア契約先が、同じKENZO(ケンゾー)。で、準決勝を制した2人はホールアウト後、早速、翌日の決勝戦で着るウェアがバッティングしないよう、相談だ。
「ぼくはあの、水色のボタンのないシャツを着ます」と小山内が言えば、谷口は「え、オレもブルーのシャツにしようと思ってたのに」と不服そう。ラッキーカラーにこだわるプロ選手は多いが、谷口も例外ではないようで、「勝てそうにない色はいやだしな・・・。これからじっくり考えよう」と、思案顔。ちなみに初勝利を挙げた昨年の三菱ギャラントーナメント。谷口が、最終日に着ていたウェアの色は黒だった。
決勝戦のスタート時間は第1ラウンドが8時、第2ラウンドが12時(いずれも予定)