チョイのこの日のプレーを振り返る前に、ひとつお詫びがあります。前日２日目の記事の中で、「ご両親の仕事の都合で11歳で渡米」と書きましたが、「単身渡米」の誤りでした。

チョイ本人からの指摘でした。
曰く「僕が先にアメリカにゴルフ修業に行って、両親があとから追いかけてきたんだ」と。
そこは絶対に譲れない部分。「頼みますよ」とチョイに頭を下げられた。
お詫びして、訂正します。

さて、そしてこの日は３日目のプレーだ。
「･･･今日はずーっとラフからでした」と、溜息ひとつ。
「風も強いし、グリーンも硬いし。今日はず〜っとパーセーブばかり。我慢、我慢のゴルフでした」と、苦笑した。

難しいコンディションの中で、それでも２つスコアを縮めて、首位との差を最小限にとどめた。

２打差で追いかける最終日は、「いつもどおり。明日も１打１打に集中してやるだけ。それ以外に、僕に何が出来ると思う？」。
初Ｖがかかった優勝争いも、怖れない。
「僕は予言者じゃないから。この先、何が起きるかなんか、予測は出来ない。考えても仕方ない。だから明日もノンプレッシャーで。いつもどおりにやるだけだよ」とこともなげに、今季はファイナルＱＴランク３位の資格で本格参戦の26歳の“ルーキー”は首をすくめた。

• Ｊ・チョイ