今週を今年の最終戦とするか、翌週まで持ち越すか。すべてはこのカシオワールドオープンにかかっている。次週は正真正銘のツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズＪＴカップ」。
今年の勝者と国内のみの賞金ランキングで、25位までの選手にしか出場権がない。

今週が終わって、この条件を満たせなければ、２０１２年のシーズンは、ここで終わる。

特に、25位の前後に位置する選手は当然のことながら、目の色が違う。
国内の賞金ランキングで28位につける山下和宏は、かねてより翌週の最終戦への意欲を熱く語っているし、昨年は今週の今大会で高山忠洋と熱いバトルを繰り広げて２位につけた宮里優作（国内ランク30位）もまたしかり。

中でも、もっとも来週の出場を切望しているといってもいいのが、国内の賞金ランクは34位の宮本勝昌。

昨年は２００６年から続けていた連続試合出場の151の記録が、今週のこの大会を最後にストップしてしまっただけに、なおさら次週は過去２度の優勝経験がある“シリーズ男”のツアー最終戦への思いは熱い。

「いや、今週は行きますよ！」と、やる気満々。
今週は賞金レースやシード権争いのほかにも、次週の出場権に闘志を燃やす選手たちがいる。

• 山下 和宏
• 高山 忠洋
• 宮里 優作