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フジサンケイクラシック 2006
同級生は明暗(DAY3)
通算3オーバーで競技が止まっていた近藤智弘は、再開ホールの16番から痛恨の3連続ボギー。
前日2日目から、リズムが悪かった。
悪い流れを立て直せないままこの日を迎えて、けっきょく予選落ち。
「昨日から、なんだか雰囲気が良くなかったから・・・気持ちを入れ替え来週、出直しです」。
早起きした甲斐もなく、肩を落として富士桜を去った。
前日2日目。星野英正が中断のサイレンを聞いたのは、14番でダブルボギーを打った直後だった。
通算3オーバーと、微妙な位置のままプレーが止まっていた。
肩を脱臼したのは2週前。
先週の大会は欠場して治療に専念。
復帰第1戦は、特にバッグスイングでいまだ違和感があり、思うように振れない。
再開した17番で、再びダブルボギーを打った。
通算4オーバー。いよいよ、予選落ちのピンチに星野のプライドが燃えた。
「絶対に、通ってやる」。
最終18番は「意地のバーディ」。
やはり肩の痛みの影響で、ティショットを右の林に打ち込みながら、これを3番アイアンでピン5メートルにみごとに乗せた。
これを沈めて通算3オーバー。
執念の予選通過に「俺が、みすみす落ちると思う?」。
わざとおどけて胸を張った。
※第2ラウンドの残り競技が終了し、通算4オーバー49位タイの60人が決勝ラウンドに進出しました。今月22日に行われた主催者推薦選考会を突破した唯一のアマチュア・永野竜太郎くん(茨城・水城高校3年)は、49位タイで予選を通過しました。