先週は全米オープンに挑戦。22歳の松山英樹とともに、４日間を戦い抜いた。１日36ホールの日本最終予選を勝ち抜いて挑んだ。驚異の46歳は、前日17日火曜日に、帰国したばかりのその足で、ここ宍戸に乗り込んだ。

迎える国内メジャー第２戦。ベテランの目には優勝しか見えない。「優勝して、イギリスに行く」。

今季初戦のインドネシアＰＧＡからスタートした全英オープン日本予選はいよいよこの「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」がその最終戦。
計８試合の獲得賞金を合わせた“日本予選ランキング”の上位２位タイまでの選手に、来月７月に行われる全英オープンの出場権が与えられる。

先週の、パインハーストは全米屈指の難コースでもがき、格闘する中で、世界メジャーへの思いが再びむくむくと首をもたげてきた。

「出たくても、簡単に出られるわけじゃない」。しかも「もう若くもない。チャンスはそう多くない。出られるときに、出ておきたい」という谷口のランキングは現在21位。

目下、２位につける宮里優作を抜いて、権利を奪うためにはこの“最終戦”での優勝しかない。時差惚けも抜けない体にムチ打って「今週は、良いプレーがしたいな」。国内では、自身５つめの日本タイトルしか見えていない。

• 谷口 徹
• 松山 英樹
• 宮里 優作