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フジサンケイクラシック 2014

46歳! 谷口徹が首位タイに

“夏休み”の北海道で寝違えた首。「全然回らん」と、先週はもったいないかな、決勝ラウンドの3日目に無念の棄権を余儀なくされて、谷口のいない最終日に藤田がプレーオフ5ホールの死闘を演じて、今季2勝目をあげたが、今週は俺の番?!

それにこの日初日は、小平智との同組対決に、ベテランが燃えた。
「あいつ、ウサギみたいに坂もぴょんぴょん走りやがって」と、富士の麓の富士桜は、急な上り坂も軽快にゆく25歳を横目に「俺があれやったらやばい」と苦笑いも何の・・・!

若い力に引っ張られて、46歳が疾走した。
「小平が良い球打つから・・・。いいなあ、あんなフェードを打ちたいなあ」と恨めしげに「残念ながら、今日は飛距離ではあいつに一度も勝てなかった」と悔しがったがその分、ベテランの技で凌駕!

「小平くんにはあれはちょっと打てないだろう」と特に胸を張ったのは最後の18番のアプローチ。奥のラフから距離のないピンめがけて思い切り、クラブを開いてぴたりとつけた。
憎らしいほど絶妙のパーセーブで、若い小平を封じた。

「なぜか小平くんと回るといい。彼と、相性いいですよね、僕」とニヤリとボギーなしの5バーディも「自分でも知らないうちに、数えてみたら」と、この日はホールインワンで話題をまいた丸山大輔と、首位タイに並んでみせたはいいが、「明日はこの疲れが朝までに回復するか」。

総距離7437ヤードのモンスターコースは「ラフがきついし、ジワジワと体力にくる。しんどいな。疲れたな」とは正直な感想を隠しもせずに「まだ初日なんでね」と、初日は珍しく、あまり大きなことは語らずに、会見場をあっさりと出ていった。

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