沖縄県出身の31歳は、本格参戦２度目の今シーズンだ。２００７年は、QTランクの資格で出場権を獲得。「でも、あのときは、ただ試合に出ただけというような状態だった。緊張して･･･」。
実力を発揮出来ないまま、あっけなく弾き出されたものだ。

あれから６年をかけて、再び這い上がってきた今季は昨年のチャレンジトーナメントの賞金ランク８位の資格で参戦。

「チャレンジで戦ってきた経験。そこから自信を頂いている。今はやるべきこともちゃんと見えるし、結果もついてきていると思う」。

６月のミズノオープンでは、初日に３位タイ。そこからずるずると順位を下げて結局26位タイには終わったが、それもまた経験。
その２試合後の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」では14位に入り、「あれは大きかった」と、１試合ごとに確実に引き出しの中身を増やしている。

「いきなり成長することは出来ないけれど、階段を一歩ずつ上がって行ければいいのかなって」。
地元には“うちなータイム（沖縄時間）”という独特の時間概念があるそうで、正岡もまた、どこかのんびり型の一面をのぞかす。
「今週は順位を落とさないように頑張りますよ」とのほほんと「明日もちばりよ〜」とは沖縄の方言で「がんばれよ〜」と、自分にエールでおどけてみせた。

• 正岡 竜二