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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2018
文乃効果?! 市原弘大が誓う、誕生日ウィークの健闘
「目の前の1打1打」と言いながら今週は最終日こそ、ハッピーな1週間の締めになるといい。
5月29日が誕生日だった。
「僕も36歳になり、歳と共に攻め方とか落ち着いて来ちゃっているし」と難コースでは、むしろそんなベテランの経験こそ生きてくる。
火曜日には、恩人がサプライズパーティを開いてくれた。この日も、目の覚めるオレンジのシャツと青のパンツには、楽しい絵柄。
「豚と、牛と、鶏とチョウザメ。宮崎の特産品が描かれています」。
契約を結ぶウェアメーカーが宮崎県にあるといい、この日も当地から送っていただいたコーディネイトのまんま。そして同社から、誕生日に頂いたのも県産のみごとなマンゴーだった。
昨年は、谷口徹。そして今年は近藤智弘と、大物たちが次々と契約を交わした湯浅文乃さんはもともとは、市原を長く支えててきてくれた、専属トレーナーでもある。
今やすっかり人気者。やにわに忙しくなってしまった湯浅さんは、互いに時間がぶつからないように、今や施術のやりくりで大変だ。
そこで、割を食うのがもっとも古株であるはずの市原なのである。
「年齢でも僕が一番下っ端なんでね。やっぱりそこは僕が遠慮しなくちゃ」と気遣いマッサージの順番も、快く譲っていたのはいいが、ここのところの先輩方の勢いは、破竹の勢い。
谷口は先月、3度目の日本プロを制したし、近藤も今週はV争いを繰り広げていて市原はちょっぴり複雑な心境だ。
「だって、なんか、ねえ・・・。みなさん、勝手にご自分たちだけ良くなっちゃって・・・。ずるい」と、笑った。
「でも身近な方々が、良い成績を出すと刺激になるのは間違いない。僕も、ついて行かなくちゃ」。
今年は昨年、4年連続6度目の確保に失敗したシード権の奪回もかかる。
“文乃効果”に自分もあやかり、忘れられない誕生日週にする。