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日本プロゴルフ選手権大会 2018
大会最年長Vに望み!! 谷口徹が1打差2位
スタートの1番では、さっそく左に曲げてボギーとした。「今日は、簡単にバーディは獲れない」と覚悟した。「今日はとりあえず我慢。どこに球が行こうが、パーを獲って行こう」と、腹をくくった。
5番、7番のバーディで再び赤字にしたが、すぐ8番でボギーを打つなど、一進一退が続いた。
14番のパー3は「競技委員が“計測に入るから”と。僕らは前の組についていってただけやのに。ちょっとイラっときて。集中力がイマイチだった」と反省の1打。
ティショットはわずかに届かず、池に入った。
「意気消沈した」と、打ち直しの3打目は「寄せより、ドロップが上手かったんです」と照れ隠しのロブショット。
高い球で、ピンそばに落とした。
硬いグリーンも「目一杯、上に上げたら止まるんじゃないか、と。上手かったですね」と、自画自賛で振り返った。会心のボギーに、すでにシニア入りの年齢に達したベテランの技が光った。
シビアなセッティングには「体も疲れるし、ティショットも真っ直ぐ行かないから脳も疲れる。疲れた・・・」と最後はだらりと脱力しながら50歳が、今年も難コースで経験を駆使して若手に混じってV争いだ。
2010年と、2012年を制した今大会は、昨年も3位タイ。
「まだ5月だから。春先はまだ元気だからじゃないですか? 6月くらいで元気なくなる」と、自虐ネタで笑わせたが「こういうコースでは、攻撃だけでは上手くいかない。グリーンの硬さや傾斜、自分の持ち球。外した時の処理。パットも。すべて上手く計算しないとスコアは作れない」。
この日も随所に、プライドをひらめかせた。
ジャンボ尾崎が96年大会で記録した49歳の最年長Vをも更新して、青木、中嶋のONに並ぶ3度目のタイトルなら昨年、消失したばかりの5年シードがまたもらえる。
「優勝はしたいですけど5年は・・・重い。しんどいんですよ。みんな飛ぶし、大変ですよ。あと5年も出続ける自信はありませんよ。僕には3年くらいが限界かな・・・」。
昨日も今日も繰り返したが、本音はどうだか。
最終日のお楽しみだ。