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HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2016
正岡竜二が池田に感謝
これから秋のビッグトーナメントは、日照時間の関係で、出場枠が一気に絞られるだけに、ひとつでも上の優先順位を獲得すべきところを現在のフォールシャッフルランキングは19位。
「今週は、やばい」と焦る正岡に、手をさしのべたのが大学の2つ後輩。ショットは悪くない。しかし今週も練習ラウンドで、ことごとくチャンスにつけられずに「悪くないのに何でだろう」と、落ち込んでいた。
一緒に回っていた池田勇太が正岡のアイアンで、打ってみたところ「バランスから何から、全部狂っているから、ピンに絡まないのでは」と、指摘された。
池田のように、道具にはあまり明るくない。
「分からないから、ただ使わせてもらってありがとうございます、という精神で」。
メーカーの礼儀は完璧でも、頂くものをひたすらそのまま使うだけで、何の注文も出すことはなかった。
「自分がどうしたいかも分からないし、シーズン中に変えるのも勇気がいるし」。
扱いあぐねていたアイアンを今週、池田の監修で思い切ってカスタマイズしてもらった。
「ダメならダメで、やってみようとアイアンをすべて同じ重さ、バランスに揃えてもらった。それがかみ合ってくれた」と、感謝した。
「凄く振りやすくなって、体の負担もない。無理矢理に小細工して打つのがなく、素直に振れる」と後輩の厚意をさっそく好スコアにつなげた。