今年セントアンドリュースで行われる全英オープンの日本予選が、いよいよクライマックスを迎える。
5月の日本プロから始まり、マンシングウェアオープンＫＳＢカップ、三菱ダイヤモンドカップゴルフ、ＪＣＢクラシック仙台とマンダムルシードよみうりオープン、そして今週の〜全英への道〜ミズノオープンまでの対象6試合の獲得賞金を合わせた上位2人が、いよいよ、今季メジャー第3戦の出場権を手に入れる。

現在、同ランク1位につける韓国のＳ・Ｋ・ホは、対象6試合のうち2試合で優勝して2位以下を大きく引き離し、すでに出場権を確定しているが、残り1席は熾烈な争いだ。

前週の日本予選ランク46位から、先週のマンダムルシードよみうりオープンでのツアー初優勝で、一気に同ランク4位に急浮上してきた広田悟も、鼻息が荒い。

「絶対に行きたいっ！！　それに、今年はセントアンドリュースでしょう？！　こんなチャンスめったいにないし！！」と優勝インタビューで、声を張り上げた。

たとえもし、この日本予選ランクで上位2人にランクインできなくても、チャンスはほかにもある。
今年は、最終戦のミズノオープンの上位4人にも（有資格者をのぞく）、出場権が与えられることにな
っているのだ。
「たとえ日本予選ではだめでも、ミズノオープンで頑張ればどうにかなるかもしれないじゃないですか！　これはもう、今のこの勢いでぜひとも出場権をとるしかないと、むちゃくちゃ気持ちが高まっているんですよ」と、意欲満々だ。

なお、この全英オープン日本予選以外に、世界各地のコースで行われるインターナショナルクォリファイング（ＩＦＱ）の上位者や、ミズノオープンの上位4人にも、その権利が与えられます。

また、今年の全英オープンは、昨年のジャパンゴルフツアー賞金ランキング上位者2人（片山晋呉、Ｙ・Ｅ・ヤン）と、昨年の日本オープンゴルフ選手権の優勝者（谷口徹）にも出場権が与えられることが決まっており、ジャパンゴルフツアー枠としては、最終的に合計9人の選手が資格を得られる予定です。

＜現在の全英オープン日本予選上位10人と獲得賞金＞
1 Ｓ･Ｋ･ホ 　　48,400,000
2 藤田　寛之 　28,152,200
3 Ｉ･Ｊ･ジャン 23,818,000
4 広田　悟 　 21,967,000
5 横田　真一 17,866,000
6 川岸　良兼 17,270,000
7 片山　晋呉 　17,018,600 （※有資格者）
8 平塚　哲二 16,468,400
9 谷原　秀人 15,800,000
10 高山　忠洋 14,846,000

• Ｙ・Ｅ・ヤン
• 谷口 徹