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サントリーオープンゴルフトーナメント 2006

谷口徹は2位タイに

ホールアウトしてきたクラブハウス。ロッカールームの入り口で、星野英正にばったり会った。思わず、苦笑いで谷口は言った。
「・・・100万円、お前にやったよ」。
星野は、満面笑みをたたえてバンザイのポーズだ。

単独2位で迎えた谷口の最終18番。
「プロらしく、最後は狙っていこうと」ピンデッドに打った第2打は、わずかに奥ラフにこぼれた。
「あそこは、右に乗せておくだけで良かったのに・・・」。
寄せきれず、ボギーを打った。

独り占めできていたはずの2位賞金1000万円は、わずか1打で夢と消えた。
通算8アンダーにつけていた星野と分け合って、2位タイ賞金の840万円に“減額”。

逆に星野は、3位賞金680万円から思いがけない増額に大喜びだった。

「今日は風が難しくて、スコアが伸ばせなかったけど、けしてゴルフの調子は悪くなかったんです。そんなに伸ばしている選手もいないだろう、と思っていたのに、14番のボードを見てびっくり。ヤン選手はこの難しいコンディションの中で、ほんとうに良いゴルフをしたね」(谷口)。


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