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Hitachi 3Tours Championship 2007がいよいよ開幕

今年は3ツアーズのトップが顔をそろえてますます熱い!(左から賞金王の谷口、女王の上田、シニアの賞金王・室田)
年齢も性別も・・・すべての垣根を取り払った究極の最強ツアー決定戦。それが「Hitachi 3Tours Championship 2007」だ。女子VSシニアVS男子の対抗戦は今年3回目にして、初めて3ツアーの巨頭が顔を揃えた。

賞金女王、上田桃子。
シニアの雄、室田淳。
そして、賞金王の谷口徹。

上田選手は来季から米女子ツアーに参戦する。そのために現地でルーキー研修会を受講して、この日6日(木)に帰国したばかり。
成田空港からその足で、会場のここキングフィールズゴルフクラブに駆けつけ、開幕前日の合同記者会見にどうにか間に合った。

それぞれのツアーのトップを中心に、3ツアーの精鋭が一堂に会して火花を散らした。

PGAチームの中嶋常幸が「男子も女子も手ごわいけれど。僕らはワインにたとえれば、ビンテージワインのようなもの」と、シニアならではのキャリアと円熟のゴルフを強調。
「最終日には、美味しいワインが飲めそうです」と、数週間前から伸ばし始めたというワイルドな無精ひげをひくつかせる。

一方、ミニスカートで登場したLPGAチームのキャプテン上田選手は、可憐のひとことに尽きる。
普段は、強気発言で自らを奮い立せて戦いに挑むという女王は、男性陣に囲まれたこの日ばかりはまずは最初は控えめに、「私は、今年初めての出場ですが、こういう機会はなかなかない。今回は男子プロのみなさんに学ばせてもらえたら嬉しい」と謙虚に応えつつ、「みんなで力を合わせて2年連続の優勝を狙います」。
女王として、女子ツアーを引っ張って連覇を狙うと誓った。

そして最後は我らがJGTOチームの谷口だ。
今大会は、女子とシニアと男子それぞれが別のティグラウンドでプレーするが、昨年までのゲーム展開を考慮して、今年は女子と男子の総飛距離が若干、縮まった。

これを最大限に生かしてぜひ昨年、最下位の屈辱を晴らしたい。
「シニアのみなさんがビンテージワインなら、僕らは現役プロの意地を見せる」と勇ましく、本人にとってはこれが3年連続3度目の出場に、「非常に光栄なこと。年の最後にこうして少しでも、社会貢献に役立てることが嬉しい」。

本大会の趣旨は「For Child Charity」。
大会の収益と、チームの獲得賞金の一部が「NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク」と「社会福祉法人全国社会福祉協議会」を通じて子供たちの未来に役立てられる。

しかも、今年の賞金総額は昨年より1000万円増の8000万円。優勝チームには4000万円、2位賞金は2200万円、3位は1800万円。
できるだけ多くの寄付をするためにも、今年は絶対に最強ツアーの名誉は譲れない。
「熱いプレーで盛り上げます」と力をこめた。



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