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チーム・ジャパン初日6アンダー10位タイのスタート

最終18番で難しいパーセーブをみせた今田
快晴、時より強い風が吹く中「ミッションヒルズ・ゴルフクラブのオラサバル・コース(7,251ヤード、パー72)」でワールドカップ初日が開幕した。

フォアボールの初日注目のチーム・ジャパン谷口徹、今田竜二ペアは逆風の中、豪快な打ち下ろしホールの1番パー4で谷口が先に2.5mの微妙なパーパットを沈めナイスパー。このパーセーブで波に乗ったチーム・ジャパンは続く2番、3番と今度は今田が2連続バーディ、一方谷口も今田にばかりバーディを取らせるものかと4番の12〜3mのチップインを皮切りに、9番そしてインコースに入っての13番、15番と4つバーディを奪いこの時点でチーム・ジャパンは6アンダーと28チーム中4位タイの上位をキープした。

ミッション・ヒルズ・ゴルフクラブに会場入りして今日の初日が3回目のラウンドとなるチーム・ジャパン。世界でも指折りのパットの名手である谷口と今田にとっては、芝種が独特のグリーンでもそろそろタッチを合わせてくるところはさすがだ。独特の芝種そして曲がりくねったアンジュレーションがきついグリーンでの本大会は、パットに定評がある谷口、今田ペアにとっては上位進出を十分に狙える。

「普段は個人戦なので初日からプレッシャーというのはそう無いですが、チーム戦はどちらかが外すともう一人にプレッシャーがかかってくるから初日から優勝争いの展開をしている気持ちでした。」と二人は口をそろえて言う。

最終18番は二人ともにグリーンを外し、共に苦しい距離が残ったパーパットで、まず谷口が外しボギー。今日ここまでノーボギーラウンドできているチーム・ジャパンとしては2.5mを残した今田のパーパットに全てがかかる。米ツアーを制した今田のパットは見事ど真ん中からカップに吸い込まれた。「あのパットは今日のボギーなしラウンドがかかっていましたし、これからの勢いにかかってくるので・・・。今日パットが良くなかったので最後に気持ち良く入ってくれてよかったです。」とようやく最後で今田らしいパットを見せてくれた。

「今日はうまく二人が噛み合いましたね。一方がミスしてももう一人がカバーしたりで助かりました。プレッシャーがかかった場面でなんとか乗り切ることができましたけど、毎ホールそのような場面で緊張の連続ですね。二人ともバーディチャンスにつけてもっと楽にプレーしていきたいですね。」と二人で今日のラウンドを振り返る。

学生時代以来記憶がないというチーム戦で戦う今田「この方式だと後れをとってしまったら取り戻すのに難しいので、後れをとらないようにしながらプレーしつつも、安全に行かないといけないので加減が難しいですね。でも今日の風はヨミにくくクラブ選択ジャッジが難しかったですね。」と語る。
一方チーム戦での戦いは少なからずとも経験がある谷口も「安全においておかないと、ミスした時にもう一人にプレッシャーかかるのでその辺りが難しいですね。明日は大きなミスをしないように考えながらプレーしていかないといけないですね。」と個人戦のみしかないジャパンゴルフツアーでの試合形式に経験不足が付きまとう。

「今日のラウンドは個人のプレーとしては60点くらいでしたが、うまく噛み合ってくれたのでチームの点数としては80点くらいですね。」と谷口、今田ともにチームワークの良さが光った大会初日。ノーボギーの6アンダー10位タイとまずまずのスタートを切ったチーム・ジャパン。昨年のジャパンゴルフツアー賞金王の谷口徹と今年日本人としては3人目となる米ツアーでの優勝を挙げた今田竜二との最強ペア。

明日は一つのボールを交互に打っていくフォアサムでのプレー。二人はもともと同じメーカーのボールを使用しているだけに使用ボールでの問題はない。フォアサムはチームワークそして経験が大きくものをいうだけに、大切な大会2日目となる。

大会のライブスコア情報はコチラから
  • 各選手のボールの落下地点にはそれぞれスタッフが立つ
  • 今田のコントロールショット
  • 初日6アンダー10位タイのチーム・ジャパン
  • リーダーズボードにも上位にチーム・ジャパンの名前が。

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