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〜全英への道〜ミズノオープン 2011
J・チョイが「来週はアメリカか、イギリスか」
大会初日に首位に立ったのは、タイ出身のマークセンと陽気な韓国系アメリカ人。J・チョイはスタートの10番からいきなり波に乗った。
4メートルのチャンスを奪って勢いづいた。そのあと4連続バーディと爆発した。4つめの13番では、15メートルをねじ込んだ。
「最初からこれだと、そりゃあ気分いいです。もっともっと行ける、という気持ちになるから」。
後半から強い風が吹き荒れても「まったく気にならなかった」という。
10歳のとき、単身渡米。大学時代を過ごしたニューメキシコ州では、この何倍もの風の中でラウンドした。
「30マイルくらいの強風」とは、グリーン上でも楽々とボールが流されていくというコンディション。その中で腕を磨いた経験が、いま生きている。
メジャー初挑戦は2008年。予選会を勝ち上がり、全米オープンの舞台を踏んだが、予選落ち。
「ぜひもう一度、行ってみたい」と、このラストチャンスで、機会をうかがう。
次週はもともと、久しぶりの帰郷を予定していたが、「来週の行き先がアメリカから、イギリスに変わればそれも最高」と、胸を高鳴らせた。