Tournament article
フジサンケイクラシック 2012
山下和宏が「気がついたらこのスコア」
特に前半のアウトコースは距離の長い5番のパー4など、気の抜けない難所続きもどうにか1アンダーで切り抜けて、「ナイスプレーだよ!」。そう褒めちぎってくれたのは、今週初タッグの島中大輔さん。
かつて宮本勝昌のバッグを担ぐなど、数々の優勝をアシストしてきたプロキャディはなんといっても選手を盛り立てるのが上手い。
それと「風の読みなども良い感じで。自分とイメージが一致していて、まさにかゆいところに手が届く感じ」と、行き届いた献身ぶりに、「気持ちも楽に回れている」と、後半は3つのバーディを重ねた。
492ヤードの11番パー4は、第2打がピンまで「171ヤード」。
山下にとっては「例年より硬いと感じる」というフェアウェイに、下り傾斜も合わせて320ヤード強もの距離を稼いだ。
8番アイアンは、フォローの風に乗せてピンまで1メートルに乗せた。
「ラッキーなバーディ」と、スコアも稼いで「気がついたらこのスコア」。
首位と2打差の4アンダーは単独2位に、今週も悲願の初Vを狙っていける。