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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2012
谷口徹は首位キープ、なのだが・・・
「つまんないなあ・・・って。いっぱいバーディ取ってるのに、つまんないミスしてボギーにしてたら意味がない」。
頭にイメージするのと逆の球が出る。「過剰反応しすぎて、上手く振れてないのが嫌。思ってるように打ててない。今までで、最悪な感じがする」と、ガラにもなく嘆き節が続く。
独走状態の首位にも、トップにつけている雰囲気がまるでしない。
極めつけは最終18番だ。
「なんだこれ・・・」と、ついに自分にあきれ果てた。
フェアウェイをとらえたティショットは絶好の位置からウェッジでグリーンにさえ届かなかった。
「しっかりと捕まえて、パチっと打っておけばいいのに緩んでる。普通に奥でいいと思ってるのにかすってる。あんなのアマチュアでも乗るところ。がっかりしました」と、最後の最後にテンションはがた落ちでホールアウトしてきた。
連覇がかかった昨年大会は3日目を、首位と2打差で出ながら1ホール目に腰痛のため無念の棄権をした苦い記憶があるが、「あのときより今日のほうが、元気がないかも」と、苦笑いも弱々しかった。
「明日は絶対に今日みたいなミスはしたくない。このまま悪いのが蓄積すると、最終日まで残っちゃう。ひとまず、ゴルフを休むのが一番いいのかな・・・」。
大会2勝目を目指す前に一度、リセットが必要のようだ。