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アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップゴルフ 2014

山下和宏は単独2位にも「想定外の順位です」

ちょっぴり戸惑いながらの単独2位浮上である。「なんで僕がこの位置でいられるんだろう」と、首をかしげる68は「今日はパット。3つほど長いのが入ってくれた」と、17番では10メートルものパーパットもしのいで、首位とは1打差。

いかんせん、「ショットはあまり良くない」。夏場に、さぼったツケが、いま来ているのだという。「自分のことを、あまり良く理解できていなかったみたいで」。春先は絶好調のまま、開幕を迎えて「凄いピークが来ていた」。それが、続いていると錯覚したまま中盤戦を迎えて「悪い癖が、出はじめていることに気づけなかった」。
練習もつい休みがちになり、そのまま不振に。ようやく過ちに気が付いたいまは、懸命の修復中。
その最中に思いがけず加わった優勝争い。
「想定外の順位には威勢のよいことも言えないけれど、あまり調子がよくない分、我慢が出来ているのかも」とプラスに捉えて「だから明日もかえって気楽に出来るような気がします。せっかく良いポジションなので、棚ボタ的に勝負したい」。
ツアー初Vへの気負いはない。

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