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三井住友VISA太平洋マスターズ 2014

初Vを狙う山下和宏は納得のゴルフで5位タイに

今週もさわやかなV争い!
前日初日の4アンダーに比べたら、この日の1アンダーは、スコアは地味でも「内容は今日のほうが良かった」と、胸を張った山下だ。

7月以降は再三のV争いも、ここ数試合で予選落ちの数が目立つのは、「緊張してパットが思ったところに打てなかったから」。
8月に、地区オープンの京滋オープンと、兵庫県オープンを同週のうちに、いっぺんに制したことで「今年、レギュラーでも優勝出来るんじゃないか。貪欲に行ってみようと思った」。
自信満々で臨んだツアー中盤戦だったが、ツアー外競技とではやはり、コースセッティングが違うし、「グリーンのタッチが違う」。
強気のパットは「行ってしまったときの返しで距離が残ってしまって」。なおさらプレッシャーを強いられるパーパットに、思うようにスコアを伸ばせなかった。

それでも、この好調期に「早く優勝しなきゃ」と思うものだから、今度は「ショットで取り返そうとして、それが力みに変わったり」。しばらく悪循環に陥ったがツアーも終盤戦を迎えて、昨年は3日目の4位で優勝争いをした得意コースでようやく肩の力が抜けて、落ち着きを取り戻した。

この日は4番で、8メートルのバーディトライを決めるなど、課題のパットも上昇ムード。「明日もこのペースで60台で回れれば。自分の持っているものを出してプレーしたい」。今度こそ、再び巡ってきたチャンスを逃さず、プレッシャーにも打ち克つ。

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