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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2019
ZOZOのためにプロになる…? 人生が変わってしまいそうな今週のベストアマ争い
大会は2日目を終えて、3人のアマチュアが予選を通過した。
通算8アンダーの6位タイで並んで決勝ラウンドに進んだ日大3年の清水大成(しみずたいせい)さんと、大阪学院大3年の砂川公佑(すながわこうすけ)さん。
通算6アンダーは21位タイにつけた関西高校3年生の宇喜多飛翔(うきたつばさ)さんら。
初日に3位タイの好発進した砂川さんに、23位タイから追いついた清水さんには、3年連続のベストアマという偉業もかかる。
女子ツアーでは”黄金世代”として牽引するシブコさんらと同世代の2人は、開幕前日の水曜日の練習ラウンドで一緒に回っており、今年は日本学生を獲った砂川さんについて「勢いがあるし、安定感もある。上手いなと思います」と評した清水さん。
互いに意識しないでいられない存在であるようだ。
そんな2人が2日目のプレー後に、揃って目を剥く新事実が発覚した。今週終了後の賞金ランキング上位7人と、大会の上位3人に2週後の日米共催&日初開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の出場権があるが、それはプロに限った話。
自分たちには関係ない、と思っていたが、もし、アマが権利のある順位に入った場合はその時点でプロ宣言すれば、出場が可能になるというのだ。
「えっ…そうなんですか?!」と、絶句した2人。
「それは…悩みますね」と、口を揃えて目をきょときょと。
プロ転向は卒業年にと決めていたそうだが、米ツアーの出場権となると話は別だ。
「もしそうなったら出たいですけど、監督や、いろんな人とも相談しなければいけない。簡単には決められない」。
大会は台風19号の影響で、12日土曜日が中止となり、残るチャンスは13日日曜日の1日。
短期決戦の結果次第では、若者たちには悩ましい最終日となりそうだ。