節目の年は、13試合に出て、予選通過はわずか2回。
自身のシーズン最終戦も、2日通算5オーバーで、ついに決勝進出には及ばなかった。
賞金ランキングは153位で大会に入った。
上位65人の賞金シードにもほど遠いまま、26季守ったシード権を喪失した。
56歳の谷口徹(たにぐち・とおる)は、「下手ですよね~、スコア出すのが」と苦笑しながら上がってきたと思ったら、ふいに両手で顔を覆い隠して号泣した。
来月3日ー6日のファイナルQTは出場しないが、まだ生涯獲得賞金25位内の資格は保有している。その行使を自ら決断し、年内にJGTOに申請すれば、来季1年はツアーに出場できる。
しかし、谷口は迷っていた。