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住建産業オープン広島 2000

桑田真澄投手の弟、桑田泉が八本松に登場

 デビュー戦のタマノイ酢よみうりオープンでは、「自分を信じて打てればいいが、経験がない分、ショットしている。気持ちよく最後まで振りぬけていないからミスにつながるんだと思う」と、桑田泉はショットに精彩を欠き、予選落ち。「自分には足りないものが一杯ある」と嘆いたものだった。
 それでも、ツアーでプレーする緊張感には快感を覚えたようで、「このくらいの緊張感の中でプレーするのが好きにりました。グリーンも速くて、こういう難しいセッティングでプレーするのは楽しい」と、話していた。
 今週は、前回の悔しさを晴らさんと、「3つの課題」を胸に戦うという。
 一つ目は、「前回よりもラフが深い。ティショットでラフに入れないこと」
二つ目は、「グリーンが速い。攻めたい気持ちを抑えて、手前から乗せていくこと」
 三つ目は、「好きなパットで、いかにスコアを伸ばして行くか」

 前回、予選落ちしたあと、巨人軍投手の兄・真澄には、「ゴルフの試合会場ってすごくいい。常にあそこで戦えるように、頑張りたい」と話したという。「とにかく、賞金を稼ぎたい」
 ゴルフの世界で、「偉大な兄」に並ぶことができるか。桑田は、初日、13時39分にティオフする。

★ 桑田泉プロフィール
 1969年11月25日生まれの30歳。大阪府八尾市出身。体重177センチ、体重77キロ。
 小学2年のとき野球を始める。投手として、名門・PL学園高校に入学したが、3年生のとき故障で野手に転向。88年に青山学院大学に野球部入部。4回時は、7番センターとして活躍した。93年卒業後は故障で、野球の道を断念。94年に本格的ゴルフ修行のため、ハワイ、サンフランシスコに渡った。
 96年に帰国後、レッドベターゴルフアカデミーに入学。99年JGTOクォリファイングトーナメントに挑戦したが、同・11月に行われた茨城県のロイヤルCC会場でのセカンドステージで予選落ちした(104位)。
 ベストスコア68。ドライバー平均飛距離は270ヤード。好きなクラブはパター。血液型A型。

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