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ダンロップフェニックス 2000

▼ PLAYER'S VOICE 「総合力がアップしている」

首位の片山晋呉

 昨日の65に次いで、2日目も66の好スコアをマークした片山晋呉。コルタート、フライアサットなど、世界の強豪たちが伸び悩む中で、2位に4打差をつけて単独首位でホールアウト。きっかけはスタートの1番ホールだった。この日、「ミスらしいミスは1番と5番ぐらい」という、ミスショットだったが、ラフから15メートルに2オンしこれを沈めてラッキーバーディ。幸先のいいスタートだった。
 同じくティショットをミスした4番パー5でも3メートルに3オンしてバーディ。前半を5バーディで折り返した。後半はノーバーディ、ノーボギーのパープレーながら、66は谷口徹とともに本日のベストスコアだ。

 「1番の15メートルはびっくりしましたけどね…。
 今日は70を目標にしていたので、後半はもうお腹一杯、ノーバーディは気になりませんでしたよ。70は去年出したのですけど、それがここでの僕のベストスコアだったんです。ですから、今回は4日間70だったらいいな、と思っていたんですけど…どうしちゃったんでしょうね。

 今日のショットは良くもなく、悪くもなく、普通です。それでもこんなスコアが出るということは、この一年間で成長しているということなんでしょう。
 データを見ると、ほとんど全部の部門(当ホームページの部門別データ参照)で去年より悪くなっているのに、平均ストロークだけが良くなっているんです。ということは、それだけ総合力がアップしたのだな、と…。
 今週も、ラフに入れたら10メートルに乗せてパーでいいや、とか、風や風景によっては無理しないで引くことができるとか、距離と番手があえばピンを狙うとか、押してばっかりもダメ、というふうに、余裕が持てるようになったのが、総合力につながったんでしょうね。

 明日からも70を目標にします。明日からはいろいろな意味で長くなると思いますから。どうせ、緊張して硬くなってダメでしょうし、ここは風ですごく変わるコースですからね」

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