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カシオワールドオープン 2000

混沌としてきた賞金王争い

佐藤、田中が棄権、伊沢が低迷…

 今季、このカシオワールドオープンを含めて、残り3試合。賞金王争いも佳境に入った。

 今週から2週間、賞金ランキングトップの谷口徹が米ツアーのQスクール受験のため欠場。そのため、約1400万円余りで谷口を追う2位の佐藤信人に注目が集まったが、その佐藤は体調を崩し初日9ホールで棄権。
 賞金ランク2位、そして5位の田中秀道も体調不良のため開催前に欠場し、4位の伊沢利光も2オーバーの67位タイと出遅れてた。
 ただ1人、3番手の片山晋呉が4アンダーでまわり、6位タイの好位置をキープしている。賞金王レースの行方は混沌としてきた。

 クラブハウスに上がってきた佐藤は、ひどく顔色が悪く、ときおり咳き込みながらしわがれ声で、「ずっと朝からつらくて、熱はないのですが、頭痛、セキ、ノド、ハナが出て、…昨日より症状がひどくなってしまいました。力が入らないし、ボーっとして集中力もない。アドレスに入ってからもセキがこみ上げてきたりした。
 これじゃいいプレーができそうにないと思いました。一緒にまわっている人にも迷惑をかけたくなかったので…。なんとか来週までに治して、残り2試合で頑張ります」とコメントして、シャトルバスに乗ってコースを去った(=写真)。

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