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東建コーポレーションカップ 2002

「その週、調子の良い者が勝つ」谷口徹のジンクス破り

東建コーポレーション左右田鑑穂・取締役社長(谷口右横)、同社専属イメージ俳優藤田まことさん、同大会イメージソング歌手細川たかしさん、大会協力ボランティアの皆様
マスターズトーナメントでは、本戦前に行われるパー3コンテストで優勝した選手は、本戦で勝てない、というジンクスがあるという。
 ジャパンゴルフツアーにも、それと似たようなもので、『プロアマトーナメントで優勝した選手は、本戦で勝てない』というジンクスが、まことしやかに語られてきた。
 だが、谷口はこれを一笑に伏した。
 「そんなジンクス、僕には関係ない。調子が良いんだから、と思ってガンガン行くだけ」
 実はこの週のプロアマ戦で、9バーディを奪った谷口は、チームを優勝に導いていた。
 「本番前に、早すぎたかな」と笑いながらも「それだけ取れるってことは、僕の調子がいいことに間違いないから」と言って、意に介さなかった。
 それどころか、プロアマ戦を上回る11バーディを奪ってジンクス破り。プロアマ戦のチームスコアと同じ16アンダーで、今週“2度目”のVをさらった。
 “凶兆”もプラスに転じる、精神力。
 力のある者は、何ものにも屈さない、ということを証明してみせた。


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