Tournament article
カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2004
片山晋呉、自身2度目のキングの座にむけ正念場
が、当人はいたって冷静なもの。
「いまさら、もう何も言うことはないよ。・・・だってこの1年、そのために一生懸命、練習してきたわけだからね」。
4年ぶりのキングの座は、シーズン開幕前から掲げていた目標だった。
特にシーズン終盤は原因不明の体調不良で、「立っているのもやっと」という状況の中、渾身のゴルフでトップを死守して、いよいよ、このクライマックスを迎えたのだ。
泣いても笑っても、ツアーは残すところあと2試合。
「…やるだけのことは、もう十分やってきた」という確かな自信が、いまの片山を支えている。
体調不良をきっかけに、1ヶ月前から伸ばし始めた無精ひげ。はじめは単なる気分転換のつもりだったが、ここにきて新しいアイディアを思いついた。
「…決まったら、来週の18番ホールで剃ろうかな…」。
賞金王のお祝いに、次週最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップの最終日、最終ホールで大観衆を前にさっぱりと、ひげをそり落としてしまおうか、とも考えている。