硬く小さく、アンジュレーションのきついグリーン対策に今週、アプローチ法に工夫を加えた。「手前10ヤードくらいから柔らかく打とうとしても、大きくて飛んじゃったりするから。ボールを右寄りに置いて、フェースを少し開いてバチっと打つイメージ」。スピンがかかって、うまくボールを止めることができる。

特に、前の2ホールで連続ボギーを打っていた18番パー５。残り40ヤードの第3打は、「キュキュっと、ピンにＯＫ距離」。バーディを取り返し、「うまく、スピンがかけられた」と自画自賛。
ショットも安定して68をマークした。

元・ＡＮＡ客室乗務員の亜紀さんと3月に入籍、大阪府豊中市の新居に引越しとあわただしく済ませたあと、今週の9日月曜日には、大阪市内のリッツカールトンホテルで親族50人だけの、アットホームな披露宴も済ませた。この2ヶ月間の間に、嵐のように「一大イベント」をこなして「ホっとした」。
ようやく今週、ゴルフに集中できる体勢が整った。

狙うは、昨年の日本オープンに続く公式戦2勝目。
「いつも勝ちたい大会ほど良くなかったけど、今日は良いスタートが切れたから。ぜひ、優勝争いに絡んでモノにしたい」。
結婚記念のツアー通算10勝目にむけて、大きな一歩を踏み出した。

• 谷口 徹