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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2006
ディフェディングチャンピオン谷口徹「今年も熱い戦いをしたい」
当時16歳の天才少女ミシェル・ウィーが注目を集めた昨年大会。その中で、日本男子の貫禄をみせつけて、区切りのツアー通算10勝目をあげたのは谷口徹でした。
開催前週までの賞金ランクは37位。それまで5年間で一番の低迷に「ここで勝たなければ今年はもうだめ」と、必勝態勢でのぞんだ最後のチャンスでつかんだ勝ち星でした。
昨年の25回大会から舞台を移したここ高知県は、主催のカシオ計算機の創業元・樫尾家の出生地でもあります。
主催者ゆかりの地は、谷口にとっても思い出深い場所でした。
ツアー初優勝をあげた98年の三菱ギャランの開催地が、やはり高知県。
しかも、この会場とほぼ隣り合わせの土佐カントリークラブがそのときの舞台でした。
自身の“出発点”と呼んでもよい場所で、1年ぶりの優勝スピーチ。
「忘れられない土地になりそうです」と、涙ながらに語ったディフェンディングチャンピオンは今年、賞金ランクも堂々3位での高知入り。
「ディフェンディングのトーナメントはいつも特別な気持ちで臨みます。真剣勝負の優勝争いを見てもらえるよう、今年も熱い戦いをしたい」と意気込みを語る谷口。
大会史上初、また本人にとっても初の連覇を狙います。