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サントリーオープンゴルフトーナメント 2007

谷口徹が首位タイ

たとえスコアは同じでも、その中身はかなり違うと言いたげだ。この日、同じ組の谷原秀人は「今日は大分、暴れていたねぇ」。前半、拾いまくってしのぐ相手を横目に「僕はグリーンを2度外しただけ」。そうサラリと言えるのは、現在賞金ランク1位(海外獲得賞金を含む)の貫禄だ。

ボギーなしの5アンダーは首位タイスタート。
先週のフジサンケイクラシックで今季初優勝をあげたとき、谷原は「谷口さんを捕まえる」と宣言した。
「ビッグマウスですねえ」と一応は感心してみせたが「そんな簡単にはいかないですよ」と軽くいなした。

台風9号が接近しているが、「ぜひ今週は、72ホールで決着をつけたい」と言い張る。
先週は、2度の中断とサスペンデッドで競技はやむなく54ホールに短縮された。
初日、出遅れたものの最終日に勢いを取り戻した。68をマークして、8位タイに浮上しただけに、「もう1ラウンドあったら」という気持ちはいなめない。

それに「54ホールの優勝は面白くない。満足感がちっともない」。
やはり男子ツアーなら72ホール。
「ファンの人だって、それを見に来てくれているはずだから」。
その中で、常に優勝に絡んでいくことが目標だ。
「僕は毎週、優勝したいと思ってここにきている。その気持ちがなければプロは終わり」。
熱い思いは、台風さえ吹き飛ばせるか。

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