Tournament article
三井住友VISA太平洋マスターズ 2007
谷口徹が単独首位に
第2打は、2段グリーンのすぐ上に切られたピンまで残り226ヤード。専属キャディの清水重憲さんの「今日も刻みましょう」との提案に、本人も異存はなかった。
2位に1打リードしている状況で、2オンを狙う必要性を感じなかった。
「ウェッジのフルショットを残したほうが、確実にバーディが取れる」。
112ヤード地点に刻み、4メートルのバーディパットをねじ込んでガッツポーズだ。
スタートの1番でグリーンを外して辛くもパーセーブ。2番も左に外した。6ヤードのアプローチを直接決めてパーを拾ったが、前半ぐずついた展開にもじっと我慢のゴルフを続けていた。
「いつも予選ラウンドは、それほど気持ちを入れないでプレーする。とにかく最初の2日間はボギーを打たないゴルフを心がけ、ノってきたら頑張る感じ」との言葉どおり、後半の14番で125ヤードの第2打を30センチにつけてがぜん、気分が乗ってきた。
ボギーなしの66は通算11アンダー単独首位に「今までこの大会に出ている中で、最高のゴルフが出来ていると思う」。現在、賞金ランク1位の自信が漂った。