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日本プロゴルフ選手権 2007

横田真一「俺にも、可能性がある」

昨年シード落ちを喫した横田には、本来なら今大会の権利はなかった。今回は、主催の日本プロゴルフ協会が過去の実績を考慮して選考する「特別承認者」の資格を得て参戦。

主催者推薦を受けたつるやオープンに続く自身の今季第2戦は、発奮材料がある。

2週前の中日クラウンズで復活優勝をあげた宮瀬博文は同級生で、ジュニア時代からの親友でもある。
やはり昨年シード落ちをした宮瀬は、今季前半戦の出場権さえ失っていた。

「俺たちも、もう歳なんだよ」と慰めあったのは、4月のチャレンジトーナメント開幕戦「PRGR CUP」。
ロッカールームの片隅で、そうしみじみと語り合ったばかりだったのに「彼はずいぶん素早い復帰。あっという間に勝っちゃって・・・」。

友人のスピード復帰が羨ましい一方で、「俺にも、可能性があるって分かって嬉しかった」と横田はいう。
ものすごい絶好調、というわけではなかったそうだが、宮瀬は谷口徹とのプレーオフを制した。
「完全に復調したわけではないのに、ああして勝てる」。
それが分かって、がぜん勇気が沸いてきた。
その気持ちを、さっそく今週生かして3アンダーの好スタート。
「試合が出られないのは、つまんないから」。前・選手会長が、今年は自身のためにがむしゃらになる。

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