Tournament article
三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2009
今季初戦の谷口徹は
難しい16番でティショットを大きく右に曲げた。アドレスが取れず、アンプレヤブルを宣言して打った3打目はグリーン奧にこぼれ、アプローチも寄せきれず8メートルの距離が残ったが、これを沈めてダブルボギーで踏みとどまった。
「18番も必死のパー」。
何度かピンチを迎えたが、ここ大洗ではすべて想定内だ。
自ら「全盛期をほうふつとさせる」と語った絶好調のパットにも救われた。
「今日は嫌な距離が全部入った。初戦で、しかも一級品のコースで、いきなりアンダーパーが出るとは思ってなかったから」。
大会の歴代チャンピオンで、歴代の賞金王には長いブランクも問題なかった。
本人も、内心では心配していただけに笑顔もめっぽう明るい。
「上出来でしょう」と、胸を張った。