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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2009

先週優勝の谷口徹が7位タイ

フェアウェーが極限まで絞られ、しかも打ち上げのホールが続く難コースは先週、ツアー通算15勝目をあげたばかりの選手でさえ、朝のスタートは少なからず緊張したそうだが、それも一気にほぐれる出だしだった。

インスタートの10番は、「朝いちからフェアウェーど真ん中に行ってくれると嬉しくて、嬉しくて」。しかも、9メートルの長いバーディパットが決まればなおさらだ。

2週連続Vは、過去3回。
熱心なファンは一度ついた火が、長く持続する選手であることを知っていて、スタート前にその背中に向かって「2週連続!」と言って、励ましてくださる方がこの日はことのほか、多かった。

しかし本人は、「まだ早い。このコースではとにかくフェアウェーに行かんことには話しにならない」と、慎重に出ていったが心配は杞憂に終わった。

「ショットもパットも、すべてマネジメントどおりに打てた。他にも一杯チャンスがあって、それが全部入っていたら恐ろしいスコアになっていた」というほど良いゴルフが出来た。

たまに外しても、「僕は、読みも完璧に打っていた」と意に介さず、3アンダーのスタートに「まあ、いまは普通にやってこのスコア。上出来でしょう」と、ホールアウト後にはすっかり強気な谷口に戻っていた。
前日水曜日にラウンドはとりやめて、体力温存に徹した効果は確かにあった。

先週の優勝は、残念ながら幼稚園の運動会と重なって、見に来てはもらえらなかったが長女菜々子ちゃんは、翌週の28日月曜日に4歳の誕生日を控え、「いや、プレゼントは先週、前倒しで勝ってボールもあげているからね」とはぐらかしたが、今週こそ愛娘の目の前で優勝をという気持ちは強い。

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