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今週、「現代キャピタル招待 韓日プロゴルフ対抗戦」

※写真は先月、最初の日本代表選手の発表時のものです
10日(金)から3日間の日程で行う「現代キャピタル招待 韓日プロゴルフ対抗戦」。韓・日を代表するプロゴルファー各10人が、各国の栄誉をかけて戦う対抗戦は、韓国・済州島のヘビチカントリークラブで開催する。

先週、谷口徹が夫人の出産のため、やむなく欠場を表明し、横尾要が繰り上げ出場となった。
これにより、はからずも日本チームの最年長メンバーとあいなったのが、41歳の藤田寛之(=写真下)だ。

「いえいえ・・・。僕には最年長、といった貫禄はないですから」と笑ったが、胸に秘めた思いは誰よりも熱い。

さきごろ、韓国の代表メンバーが発表された。もちろん、それぞれに実力者には違いないが、しかし米ツアーで活躍中のK・J・チョイや、Y・E・ヤンの名前はなく、実績や知名度でいえば、日本チームのトップ10のほうが上回っているといってもいい。

「だからこそ、負けられない。いや、絶対に負けちゃいけないんです」と、藤田は語気を強めた。

他のスポーツを見渡しても、「日本選手の活躍は、他国に比べてまだまだ世界レベルに達しているとはいいきれない」と藤田。その原因として、「日本人は精神的に、まだまだ甘いのではないか」と、藤田は考えている。

「日本人はよく“勝負を楽しむ”とかって言うけれど。勝負の世界で“楽しむ”なんて、ありえないですよね」と、藤田は言う。
「絶対に勝つぞとか、負けたくないという強い気持ちを1人1人が持つことがまず何より大事で、気持ちで負けてちゃ、もうそこでダメなんです」と、熱っぽく語る。

まして、今回は“アウェイ”の戦いだ。
日本からも観戦ツアーが組まれ、応援団が現地に駆けつけるとは聞いているが、それでもやはり、逆風下の戦いは避けられないだろう。

だからこそ、「積極的に日の丸を背負って青木キャプテンを中心に、一丸となって、チームを盛り上げていきたい」と、藤田は考えている。

前回の韓日対抗戦は2004年。勝負はプレーオフにもつれ込み、当時メンバーの谷原秀人とY・E・ヤンのサドンデスは、ヤンのバーディであっさりと決着がついた苦い過去がある。リベンジを賭けた戦いに、「必ず結果を持って帰りたい」と、藤田は力を込めた。

<現代キャピタル招待 韓日プロゴルフ対抗戦・代表メンバー紹介>

韓国代表メンバー
金庚泰(キムキョンテ)
裵相文(ベサンムン)
金大玹(キムデヒョン)
金旲渉(キムデサブ)
姜庚男(カンキュンナム)
孫準業(ソンジュンオプ)
金飛烏(キムビオ)
李丞鎬(イスンホ)
金亨成(キムヒョンソン、キャプテン推薦
金度勲(大邱) (キムドフン、キャプテン推薦)

キャプテン・韓長相(ハンジャンサン)

日本代表メンバー
石川 遼
池田 勇太
小田 孔明
藤田 寛之
片山 晋呉
丸山 大輔
小田 龍一
横尾 要
宮本 勝昌(キャプテン推薦)
薗田 峻輔(キャプテン推薦)

キャプテン・青木功

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