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長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2011

自称・育メン、谷口徹が復活の兆し

64歳のジャンボ(左)に刺激を受けて、アラフォーの星が復活の兆しだ!!
43歳に、ようやく元気が戻ってきた。この日初日の最終18番は、6メートルのバーディパットを沈めて、ドヤ顔で上がってきた。
ただし前半は、ティショットが右に曲がって苦しんだ。
先週まで3週間のオフに、「ドローヒッターに変えて、捕まりが良くなった」と気分よく、ここ北海道に乗り込んで来たのだが、いざ本戦が始まるなり「メッキが剥がれた」。

開眼した新しい球筋は、アイアンショットでは問題ないのだが、「なぜかドライバーではコントロール出来ない」。
ここ最近はルーティンを変えて、「じっくり時間をかけるようにしていた」というパッティングも入らない。

「ショットが良くないと、パットもダメなんだ、と」。ラウンド途中に、元のストレートボールにきゅうきょ戻した。
「時間をかけて、入るようになるなら苦労しない」と、グリーン上でも無駄に時間をかけるのをやめた。
すべて従来のスタイルに戻したら、ティショットはたちまちフェアウェイを捉えて、パットも決まる。4アンダーは、1打差の6位タイスタートに、完全復活の兆しが見えてきた。

ひどい腰痛で途中棄権したのは、5月の日本プロ。しかも連覇を目指し、8位タイからスタートした3日目は、決勝ラウンドでのリタイアに症状の深刻さを伺わせた。

同大会でプロ16年目のツアー初優勝を飾った河井博大に、「俺がやめて良かったな」とあとで軽口をたたいたが、「あの週は勝つ自信があった」というから、本人の無念も相当だったはずだが、「今は腰も全然問題ない」と、あの埋め合わせをする準備も整いつつある。

長いオープンウィークは、2人の愛娘の「育メン」に徹してリフレッシュ。
久しぶりの実践はこの日、ジャンボ尾崎との同組に刺激を受けた。
64歳の大御所は、「あの歳で、若々しいゴルフをしていて。まだまだ頭が上がらない」。
良い緊張感が、好発進に結びついた。
2007年にツアー通算13勝目をあげた相性の良い舞台。「今年も優勝争いが出来るように頑張りたい」。怪我からの完全復活で、アラフォーの健在ぶりを見せつけたい。

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