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フジサンケイクラシック 2010

谷口徹が2位タイ浮上

この日3日目はただでさえ難解なグリーンに、スピードはますます増して、せっかく片山晋呉と池田勇太という「久々に良いペアリング」にも、「前半は重い雰囲気」。序盤は伸び悩み、それでもどうにか耐えて迎えた9番では3パット。
この日、最初に動いたホールがボギーという嫌な流れは12番で、横3メートルのバーディパットを沈めてたち切った。
14番でもバーディが来て、たちまち勢いを取り戻した。

距離が25ヤード伸びた590ヤードの15番パー5は、「渾身の力で」2オンを狙っていったという。
残念ながら届かず、3メートルに寄せたバーディチャンスも外したが、そのままあがり3ホールでも、攻めの姿勢を貫いた。

「17番、18番でもここ10年で一番くらい。力尽きるほど、死ぬほど振り抜いて行きました」と、連続のバーディフィニッシュ。
特に18番では、右手前から15メートルもの長いバーディ締めで通算5アンダーは、3打差の2位タイから石川を追いかける。

連覇を阻止すれば、賞金ランキングでも藤田寛之を抜いてトップに躍り出る。
賞金レースも、ここにきて大きく動く予感。次週に、妻・亜紀さんが第二子の出産予定日を控えるだけに、今季2勝目なら何よりのお祝いになる。

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