Tournament article
ダンロップフェニックス 2000
「僕らが勇気づけられる」と参加した谷口徹
芹澤信雄、谷口徹、深堀圭一郎、宮瀬博文、宮本勝昌。
そしてトランペット奏者の日野皓正さん、ジャズボーカリストのマリーンさんを乗せた一行のバスが到着すると、宮崎市大島町の身体障害者授産施設『向陽園(宮崎市大島町)』の校庭が、一時、騒然となった。
市内7施設から集まった、施設利用者のみなさんが歓迎のコールだ。
4年前から始まり、すっかり恒例となった選手による身障者施設慰問が今年も、トーナメント週に行われた。
選手とペアを組んでのグランドゴルフ(木で出来た手作りのクラブとプラスチックボールで標的を狙うゴルフ)や、サイン会、日野さんとマリーンさんのジャズセッションによる『サイレントナイト』の演奏など、楽しいひとときを過ごしたあとは、施設のみなさんから手話を交えた『四季のうた』が選手らにプレゼントされた。
プレーヤーたちは、歌声に聞きほれながら、
「みなさん、とっても明るく過ごしていらっしゃって、元気づけられました」(深堀)
「僕らが勇気をもらえました」(谷口)
「僕もがんばらなくっちゃ、と思い直した」(芹澤)と逆に励まされた様子だった。