Tournament article
フジサンケイクラシック 2005
谷口徹「絶妙!!」
「体が硬くなっていて。スイングにも影響している。今日の出来としては30%だけれど・・・」。
それでも、この日66の通算6アンダー4位タイ浮上は今年、メジャー3戦に挑戦した経験がなせるわざだ。
パー71にして7,454ヤードのツアー最長コースに生まれ変わったここ富士桜カントリー倶楽部にも驚かない。
「もっと厳しいところでやってきましたからね」。
全米プロがあったバルタスロールは、7,392ヤードのパー70だった。
予選通過はならなかったが、まさに「モンスターコース」でもがき苦しんできた記憶が、ますます精神力を強くさせた。
アメリカから持ち帰った手ごたえもある。
練習ラウンドで、丸山茂樹とまわって洋芝のアプローチを伝授されて帰ってきた。
「グリップを少し、ね。あとは企業秘密です」と詳しくは明かさなかったが、この日は「絶妙!!」と自画自賛するほど、特にリカバリーショットが冴え渡っていた。
シーズン初めは不調だったパッティングも「今年いちばん調子がいい」というほどで、ショット、アプローチ、パットと3拍子揃った好プレー。
「久しぶりに良いプレーができました」。
納得のゴルフで、大会を折り返す。