Tournament article
カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2007
賞金王に“挑む”
「最後まで抜いたり抜かれたり・・・いろいろするでしょう」(谷口)。
「今年はきっと、最終戦までもつれ込む」(片山)。
まさに、今シーズンも半ばを過ぎたころから、両者が口を揃えていたとおりの展開に。
構えたら、すぐに打つ。超・感覚派の谷口と、緻密にスイングを構築し、完成に近づけていく理論派の片山と、ゴルフに関してはまるで正反対の2人だが、賞金王や勝ち星に対する考え方は少し似ている。
「賞金王はあくまでも結果論。それよりも、たくさん勝つほうが嬉しい。今年は年間5勝を目指す」と谷口が言えば、「相手がいることだし、考えても仕方ない。それより、今年は(永久シードが与えられるツアー通算)25勝を目指したい」と、片山。
いずれも、目標まであと2勝。
達成すれば、おのずと栄冠もその手に転がり込んでくる。
今年、頂点に立つのはどちらか。
今週の戦いが、大きな鍵を握る。