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中日クラウンズ 2007

谷口徹「次へのプラスのエネルギー」

今週は「燃えるものがあった」と谷口はいう。和合のタフなセッティング。厳しいコンディションに「こんな遣り甲斐のあるコースでこそ、自分のゴルフは光る」と確信した。

前日3日目に、一度は4打差3位に後退したがむしろ、それでますます闘争心に火がついた。
「この世界は勝ち負けが一番大事」と改めて言い聞かせた。

コースに負けたくない。自分に負けたくない。
「絶対に勝ちたい」。
強い気持ちで臨んだ最終日。
9番で、この日4つ目のバーディを奪って首位を捉えると、一気にプレーオフに持ち込んだ。
「今日は久しぶりに自分でも良いゴルフができていたと思う。・・・ただしプレーオフを除いては」。

宮瀬との1ホール目。8番アイアンで打った残り160ヤードの第2打は、「もっと転がる計算だった」という。
ラフからのショットは、ヘッドがクリーンに入りすぎてしまっただろうか。
思いがけず、長いパットが残ってしまった。
18メートルのバーディチャンスは、手前2メートルでショートした。

このパーパットも外して、和合での初タイトルを逃したが「今日は最大限やったので、悔しさはない」と、男らしく言い切った。
「今回の負けは、次へのプラスのエネルギーになる。宮瀬はもともと、良い選手なのだから。シード復活できてよかった」と、潔く勝者を称えた。

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